肩が凝るように顔の筋肉も凝っているのはご存じですか?
顔の筋肉が凝り硬くなると、ほうれい線が濃くなりたるみの原因に繋がります。
筋肉を柔らかくすることで肌がふっくらし、ほうれい線も薄くなります。
こちらでは顔の筋肉を柔らかくするケア方法をお伝えします。
顔のコリや緊張をとり、たるみない顔で一日をスタートさせましょう。
顔のコリ ストレスが原因かも マッサージよりも筋肉をほぐす効果的な方法
私たちの体は日々たくさんのストレスを受けていますが、顔もそのストレスを大きく受けています。
例えば、スマホをみるとき目を酷使し眉間が硬直します。悩んでいる時には口元や眉間に力を入れたり、接客の仕事では大きな笑顔を作らなければと筋肉が緊張します。
しかも、寝ている間も歯ぎしりや食いしばりで、筋肉が緊張を起こしていることもしばしば・・
顔の筋肉が緩むことなくいつもガチガチな状態だと、顔の表情がぎこちなかったり、笑った時に口角が上げにくかったり、怖い表情だったり、そして最大に嫌なことが、おでこの”しわ“や”ほうれい線“の悪化なのです。
しかし、一日の最後に顔の緊張をとることで顔の表情は和らぎます。
そして次の朝、顔を洗う時に柔らかい肌を両手で感じることができるんです。
それではさっそく顔のコリをほぐしていきましょう!
顔のコリをほぐす場所は全部で8か所です。
ちょっと多いと感じるかもしれませんが、1つのことで30秒や1分程度なので頑張りましょう。
やること8項目
入浴時や入浴後は体が温まっているので効果的です。
使う場所は○のとこ。
第二関節の部分でコリをほぐします。
決して表面の皮膚の上を行ったり来たりしないように、第二関節を皮膚に押し付け、奥の筋肉を揺らす感じで。
最初に | 化粧水や美容液などつけましょう。 ここで乳液やクリームをつけてしまうと、指が滑りやすくなってしまうので最後につけましょう。 |
① | 蝶形骨(ちょうけいこつ)で頭の緊張をほぐしましょう。 蝶形骨は鼻腔の後ろにある蝶の形をした骨です。血流を良くしたり、顔のゆがみに効果的です。目の横のくぼみのある場所を押しやすい指で3秒押します。×3セット程度。硬いと感じる方は少し多めに押します。両方とも均等な柔らかさになったらOKです。私はいつも右のくぼみの方が硬いんです。 詳しく知りたい方は安部元隆先生(あべげんりゅう先生)のGENRYUチャンネルをご覧ください。 |
② | 頬上げ運動でほうれい線を薄くしましょう。 下がってきた頬を上げ、たるみのない顔を作りましょう。では始めます。頬だけを上げます。頬以外は力を入れません。口角は自然と上に引っ張られ笑ったような顔になります。最初は結構きついので30秒くらい。慣れてきたら1分ほど頑張りましょう。上げ方がよく分からない場合は、小川真喜子先生(おがわまきこ先生)の正しく綺麗に頬の筋肉を鍛えるをご覧ください。 |
③ | おでこの硬くなった筋肉を柔らかくしましょう。 おでこはカチカチに硬くなっています。鼻根筋(びこんきん)という、眉間にある三角形の小さな筋肉も硬くなってしまいます。すると、いつも眉頭付近が重く感じてしまい、目も開けづらく感じます。では始めます。鏡の前で少し下を向きます。両手の人差し指の側面部分でおでこを強く押さえます。手のひらはお互い内側を向いている形です。少し下を向いていた目は天井を見るようにして、おでこも思いっきり上げてください。上あご奥の方にぴったりと舌をつけると力が入って上げやすくなります。指がストッパーとなり皮膚表面は動かず、中の癒着していた筋膜部分が少しずつ剝がれていきます。指は動かないようにするのがポイントです。指の位置を変えておでこ全体をしましょう。最初は30秒くらい。慣れてきたら1分ほど頑張りましょう。終わった後は目の開きが良くなり、続けていくとおでこがふっくらとしてきます。気になる眉毛上の盛り上がりも少しずつ解消されてきます。 |
④ | 上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)のコリをほぐしましょう。 この筋肉は鼻の横に沿うようにあります。上唇の皮膚をしっかりと持ち上げてくれています。また、この筋肉をしっかりとハリのある状態にすることでほうれい線が薄くなります。では始めます。鼻の両脇を中指で鼻筋中心に向かって押し上げるように、まんべんなく30秒ほどもみましょう。 小鼻の脇はさらに15秒くらい追加でほぐします。指で下から外側にえぐるような感じでぐいぐいと押し上げます。ここは結構硬くなっていて筋張っていると感じるかもしれません。段々と柔らかくなり沈んでいた皮膚が上がってふわっとしてきます。 この辺りは迎香(げいこう)というツボもあり、老廃物排出を促したりほうれい線改善にも効果のある場所です。 |
⑤ | 顎(あご)周辺のコリをほぐします。 オトガイ筋、口角下制筋(こうかくかせいきん)、下唇下制筋(かしんかせいきん)があり、かなりガチガチになっています。オトガイ筋が硬くなるとボコっと盛り上がり、梅干しのようなしわや二重あごの原因に。口角下制筋は上唇と口角を下に引っ張り、下唇下制筋は下唇を下に引っ張ってへの字口の老け顔の原因になってしまいます。 なので念入りにゴリゴリと。下唇のラインぎりぎりまでしっかりとコリをほぐします。すると肌がふわっと持ち上がってくるのが分かります。あご先だけでなくあごの下側もはよくコリをほぐしましょう。ほぐれると柔らかなふっくらとした曲線になります。 |
⑥ | 上廉線(かみれんせん)をほぐしましょう。 あごの真下にあるくぼみです。あごの余計なお肉をとり、たるみのないキレイなフェイスラインを作ります。両手親指を入れ込みぐりぐりと押します。感触はぐにゅぐにゅとして少し固めです。30秒ほど押すとだいぶ柔らかくなってくるのが分かります。 |
⑦ | 上唇をもみもみマッサージしましょう。 唇が硬くなってくると内側に入っていってしまいます。すると唇が薄くなってしまいます。内側に入った唇を外側に出してあげましょう。唇を上から押すのではなく、唇の内側から上に押し広げるように20秒ほどもみもみします。中心ではなく写真の○の辺りを少しずつ位置をずらしながらもみもみします。 |
⑧ | 咬筋(こうきん)をほぐしましょう。 嚙んだ時にぼこっと出る筋肉ですが、コリをほぐさないとエラが張り、顔下半分が四角っぽくなってしまいます。人差し指と中指二本の腹で筋肉をとらえ、下から上にくるくると30秒ほどマッサージします。グーで強くゴリゴリすると逆に硬くなってしまいます。 |
仕上げ | 最後は乳液やクリームを塗り顔の筋肉をリラックスさせましょう。 両方の手のひらで顔を覆い5秒キープ。少しずつ手を移動させ顔全体に手のひらが優しく当たるように。3回くらい息を手のひらの中に「は~💭」と吹き込み温かくします。そして最後は人差し指と中指の間に耳を挟み、手のひら親指側はリンパを覆っています。優しく包み込むように10秒キープ。そのまま手を首の位置にずらし、手で首をかこみ10秒キープ。手に残っていたクリームが乾燥している首にも潤いを与えてくれます。ふわふわ~と手で覆うのがポイントです。緊張した筋肉は手でそっと触るだけでほぐれてきます。 |
無理なく続けるコツ
一日の最後、疲れもピークで早く休みたいと思いますが、コリを蓄積しないためにも頑張ってみてください。
ちょっと項目が多くても短い時間なので慣れると毎日のルーティンとして出来ると思います。そして必ず顔に結果が出てきます。入浴時、湯船に浸かって顔が濡れている時でも大丈夫です。
もっと強くやれば効果が出るんじゃ・・と強くやり過ぎたり長い時間すると、筋肉が萎縮して逆に硬くなったり、ほうれい線が濃くなったりと悪い方向となってしまいます。
無理なく続けるコツは短い時間で終わることです。
まとめ
今回は顔のコリをほぐす方法をお伝えしました。
●やること8項目
●無理なく続けるコツ
硬くなった顔の筋肉をそのままにしておくと顔の表情は硬くなり老け顔になってしまいます。日々のケアで顔のコリと緊張をとりましょう。
コリがなくなることで血流が良くなり肌がふっくらしてきます。
最後まで読んで下さりありがとうございました。